【夏に欠かせないスーパーミネラル】日本人の3割が不足!【プロが教える】

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『健康カプセル!ゲンキの時間』 TBS 2017年7月2日に放送された内容です。

ミネラルって聞いてもどんなものか正確に答えられる人って少ないんじゃないでしょうか?

普段よく聞く言葉ですが、なんとなくはわかっていても、それが体にどういう影響を与えているのか気になりませんか?

テレビでミネラルの特集をしていたので放送内容をまとめてみました。

ミネラルについての放送内容は、健康に役立ちそうな下記の3つです。

■「~この夏を乗り切るために!発見!夏のスーパーミネラル」

■日本人の約3割が不足、夏にこそ摂りたいスーパーミネラル。

■そのスーパーミネラルの正体とは!?

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そもそもミネラルって何?

身体に必要な5大栄養素

①炭水化物
②脂質
③たんぱく質
④ビタミン
⑤ミネラル

というふうに、ミネラルは5大栄養素の一つでもあります。

ミネラルは、骨や筋肉を構成しています。

エネルギー源となる、炭水化物、脂質、たんぱく質の代謝を助ける働きがあります。

ビタミンと並んで生命維持に欠かせない栄養素の一つでもあります。

又、ミネラルは体内で作る(合成)ことができないため、食べ物などで体外から摂取するしかないとのことです。

夏に欠かせないスーパーミネラルとは?

番組では、三重県鳥羽市の漁場が舞台。

ここにスーパーミネラルがあるとのことです。

港から船でおよそ4分の漁場。ここにスーパーミネラルがあるとの事。

それは、牡蠣です。

牡蠣は、冬に旬を迎える真ガキと夏に旬を迎える岩ガキがあります。

ここ三重県的矢湾では、両方の牡蠣を養殖しており、年中新鮮な牡蠣を食べられます。

漁師の北川さんは、63歳です。牡蠣をいつも食べているため、炎天下の海の夏の作業でも、熱中症や夏バテとも無縁。

冬場も船の上の作業が多いが、40年以上風邪をひいていないとのこと。

冬の海の上の作業は、寒くて大変ですよね。その状況で40年以上も風邪をひいたことがないというのは、すごいですよね。

牡蠣の中に含まれる成分、亜鉛とは?

ここで、水産物の栄養に詳しい三重大学大学院 生物資源学研究科 准教授 柴田敏行博士にお話を聞くことになりました。

牡蠣は、海のミルクとか海の完全食品と言われている優れた食べ物です。

牡蠣は、健康や美容に非常にうれしい成分が沢山入っています。

中でも特筆すべきは、亜鉛とのこと。

スーパーミネラルの正体は、亜鉛です。

なんとなく耳にしたことがあると思いますが、いったいどんな働きをしているのでしょう?

亜鉛は、肌や毛髪、内臓、骨、筋肉、脳に至るまで、全身の健康を保ってくれます。

又、性ホルモンとも密接な関係があり、男性ホルモンの材料、女性ホルモンの分泌を促してくれます。

亜鉛を多く含む食材

牡蠣、豚レバー、牛肩ロース、プロセスチーズ、全卵、アサリなどがありますが、その中でも牡蠣は、ダントツの含有量を誇ります。

ここで、驚くべき柴田博士の発言が・・

亜鉛を摂取しても、体の腸管で摂取できるのは、約30%しか吸収されないという事。

後は体の外に排出されてしまうようです。

亜鉛は、水溶性の為、多くが汗で流出するようです。

夏に積極的に取りたいわけはここにあったんですね!

さらにストレスが起きると大量に消費されてしまうと言われています。

亜鉛は、身体に必要なミネラルと言われていますが、とても不足しやすいんです。

日本人の推計30~40%は、亜鉛が不足しているという報告もあります。

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牡蠣と一緒に食べるといいものは

番組では、3つの牡蠣を使った料理が紹介されました。

解説は、食品の食べ合わせに詳しいお茶ノ水健康長寿クリニック院長 白澤卓二博士です。

①牡蠣にレモンを絞って食べる定番の組み合わせ。

レモンにはクエン酸、ビタミンCが含まれていて、亜鉛の吸収率をアップしてくれるとの事。

②牡蠣のみそ炒め(鍋)ニンニク入り

ニンニクに豊富に含まれているビタミンB6が、ストレスを軽減。吸収した亜鉛が、正常に働くようにサポートしてくれる役目をするそうです。

③牡蠣のあおさ磯部揚げ。(サクサクしてすごくおいしそうでした。)

牡蠣にあおさをまぶして磯部揚げにしたものです。牡蠣には、亜鉛だけでなく、銅という必須ミネラルも含まれています。あおさもマンガンという必須ミネラルが含まれています。

亜鉛、銅、マンガンの3つは体内で抗酸化能力を持つ酵素の材料です。つまり、免疫力アップ、動脈硬化などの生活習慣病予防になるとのこと。

④牡蠣飯

亜鉛は、水溶性の為、煮たりすると見ずに溶け出してしまいますが、溶け出た亜鉛を米が吸収するので、あますことなく摂取することができるとのこと。

亜鉛が不足すると(低亜鉛血症)

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亜鉛についてドクネット(日本全国あらゆる分野のドクターとつながっているネットワークシステム)につながっている順天堂大学医学部 総合診療科 主任教授 内藤俊夫博士のお話です。

亜鉛は、老化防止にもなるとのこと。(亜鉛は、細胞の老化に対して再生を促進する。)

亜鉛は、多ければいいということでなく、足りないことが心配。

亜鉛が足りない状態を低亜鉛血症という。

診断基準が定められていないため、血清亜鉛値や症状とあわせて総合的に診断される。

低亜鉛血症になると全身に様々な症状が出る。

注意しなければならないのは、深刻化するまで本人が気づきにくいということ。

低亜鉛血症になると

①63歳の女性の場合。

体重が減って来て、3ヶ月で5kg減った。夏バテの影響かと思い当初は気にしなかったが、その後もさらに減り続け、がんを疑い病院で検査するも異常なし。

たどりついた内藤先生のところで診断を受ける。体重が減ると言っても色んな理由がありますが、内藤先生が患者さんと色々お話した中で「食事が楽しくない」というお話が気になり、亜鉛を測る数値を測定したとのこと。

普通60ぐらいある数値が20しかなかった。(亜鉛の欠乏による味覚障害を疑ったとのことです。)

この方の場合、食事が美味しくないという事で、食事の量が減っていたようです。(無自覚の食欲減退)

徐々に進行していくため、自覚しづらい。

 

②50歳男性の場合(会社員)

手のしびれ、うつのような症状に悩まされた。

内藤先生のところで診断してもらうと、低亜鉛血症と診断された。

亜鉛は、いろんな細胞の再生に関わっている。神経細胞の再生にも関わっている。欠乏するとどうしても末梢の神経に影響が出てしびれが出ることがある。

又、亜鉛は、ホルモンの生成にも影響していて、亜鉛が足りなくなるとホルモンの分泌が悪くなって、精神症状にも影響してくるとのことです。

低亜鉛血症の原因は

①の方の場合

加齢とともに総体的に食事の量が減ってくるし、腸管からの亜鉛の吸収も落ちてくるとのことです。

悪循環なのは、味覚障害になってしまうと料理を作るのがおっくうになり、インスタント食品に頼ってしまいます。

インスタント食品を多く食べると、中に含まれている添加物(ポリリン酸)などが、亜鉛の吸収を阻害してしい低亜鉛の原因になってしまうようです。

②の方の場合

極端な食事制限が原因でした。健康診断でコレストロールの数値が高かったことを受け、肉や卵など動物性の食品を控えていたようです。

極端な制限は、亜鉛欠乏を招きます。

※ 内藤先生から注意です。

若い方でも過激なダイエットをすると、こういったケースがあるので注意が必要とのこと。

ミネラル不足のサインとは

ミネラルが不足しているかどうかの見極めは、以下の状態です。

①貧血気味(鉄分、銅などの不足)

②脱毛(亜鉛の不足)

③肌荒れ(亜鉛の不足)

④足がつりやすい(カルシウムやマグネシウムの不足)

⑤疲れやすい(色んなミネラルが関わっている)

これらは、亜鉛、鉄分、銅などの不足で起きます。

亜鉛などのミネラルは、サプリメントでも補給できますので不足しないように注意しなくてはいけませんね。

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