真夏、残暑と暑い日が続くと心身ともダメージを受けぐったりしてしまいますよね。
TBSテレビの「健康カプセル!ゲンキの時間」2017年8月20日放送で夏バテと紫外線について放送していましたのでまとめてみました。
紫外線は、例年5月ごろから強くなり8月にもなると3ヶ月以上蓄積されています。
この状態が毎年続くと紫外線は、想像以上のダメージを体に与えています。
今回は、夏は老ける、バテるについて徹底調査します。
[ad#co-1]夏の紫外線は、老ける!、バテる!対処方法は!
紫外線は、老ける
解説してくれる先生は、東京慈恵会医科大学 客員教授 上田良一先生です。
夏は、1年の中でも紫外線量が多く「紫外線は、100害あって1利のみ」と言われています。
その1利は、体内でビタミンDを生成するということです。しかし、紫外線の大部分は、皮膚にダメージを与える光老化を起こしてしまうとのこと。
シミやシワなど肌の老化の80%は紫外線による光老化が原因と言われています。
でも、実際に目に見えるダメージがないとケアしない方が多いですよね。
上田先生いわく、光老化は真皮(表皮の内側にあって、肌組織の大部分を占めており、肌の本体ともいえます)という肌の不快ところにある皮膚の弾力を保つ弾性繊維が破壊されてしまいます。
結果:皮膚の弾力がなくなってしまい、粘度みたいに肌をつまんでももとに戻りにくくなってしまうとのことです。
シミができるメカニズムですが、通常メラニン(お肌の色素沈着の正体)は、一定期間で生成はストップ。自然とはがれ落ちシミにはなりません。
しかし、紫外線を浴び続けると、メラノサイト(色素細胞ともメラニン細胞とも言われています)に異常が起こり、過剰にメラニン(お肌の色素沈着)を過剰に分泌してしまいます。
その結果、いつしかシミになってしまいます。
更にコラーゲンなどを作り出す機能が低下し、真皮と言われる肌の内部の構造が正しい構造に保てなくなってしまいます。
そうすると皮膚の一部にひずみができてしまい、シワになってしまうとのこと。
また、紫外線は、肌の水分バリアも破壊してしまいます。その結果、乾燥肌が起こりやすくなってしまいます。
紫外線で乾燥肌になるなんて意外ですよね。
皮膚が乾燥している場合は、積極的に保湿クリームで肌をケアしましょうね。
光老化は、慢性的に紫外線に当てっている成れの果てのお話です。
夏の紫外線は、身体をバテさせる!
紫外線は、肌の影響だけでなく身体がだるくなるようです。
紫外線を浴びると「サンバーン」と言って炎症を起こす物質が身体中を回ります。それが疲労の一つの原因になっているようです。
紫外線は、細胞や遺伝子を傷つけます。そうすると身体は、紫外線により傷つけられた細胞や遺伝子を修復しようと活動し、私たちの意志に関係なく体力を消耗します。それによって疲労度が増してしまいます。
この悪さをする紫外線ですが、対策法はあります。
それは、「日焼け止め」です。
実際に日焼け止めを塗った場合と塗ってない場合とで紫外線を浴びて身体の疲労度を測定すると日焼け止めを塗った場合は、紫外線による疲労度はほとんどありませんでした。
いかに、日焼け止めクリームが紫外線にいかに有効かということです。
紫外線を浴びると体内で活性酸素が生成されます。この活性酸素は、強い酸化力をもち皮膚にダメージ(錆びさせてしまう)を与えます。
紫外線による皮膚や身体に受けたダメージの対策法は
それを緩和させる方法として緑黄色野菜を食べると活性酸素の影響で減りやすいビタミンA、ビタミンC、ビタミンEが豊富です。
(ニンジン、トマト、ブロッコリー、かぼちゃ、パブリカなど)
この緑黄黄色野菜を摂ると疲れからの回復、肌の光老化を緩和してくれます。
[ad#co-2]洗濯物を干すときは
日常生活で気を付けた方がいいのは洗濯ものを干すのに日焼け止めを塗らないでちょっと室外に出ることってありますよね。
こういう場合はどうなんでしょう。
同じく、上田先生に聞いてみました。
皮膚が赤くなるのは、夏の日差しで20分間浴びると翌日になって赤くなるということです。
ですから、10時から14時の紫外線の強い間はなるべく外に出ない方がいいとのこと。干すときは、太陽が低い位置にある早い時間と、取り入れるのは、夕方になって太陽が低くなる時がいいそうです。
紫外線を浴びて皮膚が赤くなる人と、黒くなる人がいますが、気を付けなければならないのは、色白で赤くなりやすい方は光老化が強く現れやすいとのこと。
寒暖差が起こす身体への影響
外の暑いところからエアコンの効いた涼しいところを出たり入ったりを繰り返すと最初汗が出ていた状態が汗がほとんどでなくなってしまいます。
これは、寒暖差によって自立神経が乱れ、体温調節ができなくなったため。そうなると、暑くても身体の中の熱が下げられなくなってしまいます。
そうすると、暑くても身体の熱を下げられず、疲労が蓄積しやすくなってしまいます。
この寒暖差からくる夏バテですが、とっておきの対策方法があるんです。
寒暖差からくる夏バテの対策法は?
それは、ゆっくりお風呂に入ることです。ゆっくりお風呂に入り、炭酸の入浴剤を入れて入るとさらに効果があるとのこと。
炭酸の入浴剤を入れることによって、末梢の血管を開く効果があります。
炭酸の入浴剤を入れる効果は、夏は38℃ぐらいのぬるま湯で熱を取り除き、冬は暖かいお風呂で体温を上げる効果があります。
夏のバテた身体は、ぬるい炭酸風呂でしっかりと回復させましょう。
夏バテは、こちらにも関連記事を書きました。
※ 夏バテに効く食べ物メニュー【スーパー細胞が夏バテに関係】
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