長生きする人は、普通の人とは何か違うのかもしれません。
TBSテレビの「この差って何ですか?」で長寿の秘訣について放送していましたのでまとめてみました。
最新の研究結果も報告されていますので興味深々ですよ!
長生きしている人の睡眠時間は?
長生きしている人の睡眠時間は何時間くらいだと思いますか?
100歳以上の元気なお年寄り100人に聞きました。
1位は、10時間以上が48人、約半分の人が10時間以上寝ているようです。
逆に歳をとってくると眠れなくなってきて睡眠時間が短くなると思っていましたが、10時間以上とは驚きですね。
解説してくれる先生は、御茶ノ水健康長寿クリニック 院長 白澤卓二先生です。
睡眠時間が長いとスーパーホルモンと言われるテストステロンが分泌されてきてイライラ感の軽減や疲労回復になるとのこと。
そういうところが働いて長生きにつながっているかもしれないということです。
[ad#co-1]長生きしている人の朝食は、ご飯?パン?
次に100歳以上の人が朝食に食べているものはご飯とパンどっちだと思いますか?
正解は、ご飯です。
ご飯の方が咀嚼(そしゃく)回数が多いようです。パンは食パン1枚がおよそ350回ほどですが、ご飯は、およそ600回ほどです。
咀嚼回数が多いと唾液が多く出てきます。
唾液の中には、「ペルオキシダーゼ」という物質が含まれていて、活活性酸素を減らしたり、がんを抑制するという働きがあります。
咀嚼できる人というのは、噛む力が強くこの咀嚼力は、下半身の筋力に関係しています。
歯を食いしばれる人というのは、下半身に力が入るという人です。
逆に下半身に力を入れられる人は、歯を食いしばれる。つまり、牛肉とか豚肉をかみ切れる人なんです。
下半身の力が強いと転倒しにくいようです。転倒して要介護になるケースが多いので転倒しないように噛む力を日ごろから鍛えておくことは、大切です。
噛めない人は、踏ん張れないので転倒してしまう人が多いようです。
長生きしている人が1日に食べる卵の数は?
答えは、1日1個食べている人が多かったのですが、1日2個以上食べている人も40%もいました。
卵を食べ過ぎるとコレステロール値が上がる?
解説してくれる先生は、御茶ノ水健康長寿クリニック 院長 白澤卓二先生です。
2015年までは、卵を1日2個以上食べるとコレステロール値が上がるので食べ過ぎるのを控えた方がいいと言われてきました。
実は、卵を2個以上食べたらダメというのは、最近考え方が変わりまして、2015年に厚生労働省が食べているコレステロールと血液中のコレステロールは関係ないということで、こういう指導をしなくていいという事になりました。
ある報告では、全く卵を食べない人と1日に5個~10個の卵を5日間連続で食べた人の血液中のコレステロールを比べたらほとんどコレステロール値は変わらなかったという結果が出ています。
ですので、食べるコレステロールは、制限する必要がないというふうに方針が変わったようです。
食べた物のコレステロールが関係ないのでしたらなぜコレステロール値は上がるのでしょうか?
コレステロールというのは、脳に必要だったり体に必要だったりするのですが、食べなくても肝臓で作っていくわけです。
過剰に肝臓で作ってしまった人が高い数値を示すようです。
例えば、運動不足である人は、コレステロールを過剰に作ってしまうようです。
卵は1日に何個食べるのがいいのか?
今は、2個~3個がいいと言われています。
卵は、ほとんど糖質が無いので血糖値が上がらないので糖尿病の人とか肥満症の人にはおすすめです。
卵のたんぱく質は、肉・さかなより良質なタンパク質です。
それだけではなく、黄身の中に入っている「コリン」という成分というのがあるんですが、この「コリン」という成分は、アルツハイマー病を予防する働きがあるということですす。
実際、今年の4月に117歳で亡くなったイタリア人女性は、1日生卵を2個、ゆで卵を1個若いころから食べていたそうです。
[ad#co-2]100歳以上の人が食べている豚肉料理で多かったのは?
生姜焼きととんかつとどっちだと思いますか?
答えは、とんかつです。
これも理にかなった食べ方なんです。
豚肉のビタミンB1は、水溶性です。例えば、しゃぶしゃぶなんかにすると煮汁の中に出てしまいます。
油で炒めても油の煮汁に出てしまうのでビタミンB1が結構失われてしまいます。
一方、とんかつの方は衣で包まれているのでビタミンB1が流れ出ることを防ぐことができるのです。
ですので、高齢期になればなるほどゆでるよりも焼く、焼くよりも揚げる方がいいわけです。
何歳ぐらいが高齢期だと思いますか?
60歳~65歳を境にこういう食べ物を食べた方がいいようです。
長生きしている人が食べているおやつは?
100歳以上の人は、毎日おやつを食べていると思いますか?
100歳以上の方100人に聞きました。
毎日おやつを食べている人はどのくらいいたと思いますか?
答えは、なんと80%の人が毎日おやつを食べていました。
1位 まんじゅう
2位 アイスクリーム
3位 チョコレート
実は、アイスクリームも長寿の秘訣がありました。
バニラアイスを選択されていましたが、アイスは、小さなカップアイスで1日の必要なカルシウム摂取量の1/4を摂取できるようです。
カルシウムが不足すると骨が弱くなってきて骨粗しょう症になってしまいますので骨粗しょう症の予防にアイスクリームもいいのではないかということです。
最後に100歳以上の人が老化防止に行っている健康法は
1位 新聞・本を読む
2位 体操をする
3位 毎朝、コーヒーを飲む
4位 オシャレをして外出する
5位 階段の上り下り
6位 カラオケ
7位 日記を付ける
恋をすると若返る
最近の報告では、恋をすると若返りホルモンが出るという事が分かってきました。
認知症をストップさせるには、恋をしたり、ときめくと良いと言われています。
イタリアの最近の論文では、恋愛の初期はこの若返りホルモンの数値が高くなるとのことです。
しかし、倦怠期になってくると数値が下がってくるようです。
新しいときめきがあるとまた上がるようです。
この研究結果も面白いですよね。
家族におじいちゃん、おばあちゃんがいたら教えてあげて下さいね。
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