歯周病を予防する歯磨きの方法とは?【プロが教える】

ボディケア

歯周病は、成人の80%が保菌していると言われています。年齢とともに増加し、60代でピークを向かえています。

テレビ「その原因Xにあり!」フジテレビ2017年8月11日(金)放送の中で歯周病について特集していましたのでまとめてみました。

歯周病菌から心臓病に

歯周病が進行した場合、歯茎から出血。さらに傷口から歯周病菌が血管に入り込んで心臓にたどり着くこともあるようです。

通常は、免疫が歯周病菌を退治してくれるんですが、疲れなど免疫力が落ちると心臓に届いてしまうようです。

そして歯周病菌による心内膜炎で最も恐ろしいのは、進行するそのスピードです。

歯周病菌が心臓の弁に付いてから早ければ1週間で大きなかたまりになって心不全を起こす可能性があります。

歯周病菌の大好物は鉄分だそうです。

一度血管に入り込んだ歯周病菌は、赤血球の鉄分を奪い増殖していき体中に蔓延してしまうようです。

そして、大量の歯周病菌は、心臓を通過する際に弁に引っかかって蓄積し、弁の動きを邪魔するようになると弁が正常に動かず、血流が不安定になってしまいます。

[ad#co-1]

歯周病菌が起こす様々な病気

歯周病菌の怖いところは、歯周病菌がかたまりとなって心臓を動かす冠動脈で詰まると心筋梗塞。脳血管で詰まれば脳梗塞。肺に入れば肺炎。膵臓に入りインシュリンを出す機能を壊せば糖尿病にもなりうるとのこと。

歯周病を予防する歯磨きの方法とは?

歯周病菌を減らすのには、歯磨きが有効です。歯周病菌を減らす歯磨きの方法をお教えいたします。

教えてくれる先生は、竹屋町 森歯科クリニック 院長 森 昭先生です。

①歯磨きの基本は、磨く順番が決まっていることで磨き残しが起こりにくくなる

②歯ブラシは鉛筆と同じようにつまんで持つ

③歯ブラシの毛先を歯と歯茎の間に45度であて小刻みに動かし歯垢を取り除く。

歯ブラシを動かすのは5mm~10mmくらいで1~2本ずつ丁寧に磨く。

時間の目安は、およそ3分です。

④前歯も縦磨きだと歯ブラシの毛先が歯周ポケットに入らないので縦磨きをやったのであれ、その後に横磨きをやる。

歯磨きはいつ磨くと効果があるの?

[ad#co-2]

歯垢が最も溜まるのは、夜寝ている間。そのため歯を磨くタイミングは、朝起きた直後と夜寝る前が効果的のようです。

もう一つのポイントは、唾液

最も効果的なのは、唾液の効力を生かすということです。唾液自体に歯周病菌を流す自浄作用や殺菌作用があります。

そのため、食後は、デンタルフロスや歯間ブラシを使って食べかすや歯垢を摂るだけでOKだそうです。

歯周病菌は、どこから来る?

元々保菌していたり、親子間で感染したりするそうです。

歯周病菌は、歯と歯茎のすき間に隠れていて歯茎を溶かします。歯周病菌は、すき間に隠れていて食べ物のカスなどを食べているようです。

力を入れずに歯を磨いて歯茎から血が出る場合は、歯周病の可能性があるとのこと。

歯周病菌は、一度感染したら無くならないのでしょうか?

減らすことができても完全になくすことはできないようです。

さらに、歳をとると歯周病菌は増えてくるということです。

歳をとると歯茎が弱まり歯が抜けると思われていますが、歯周病にさえならなければ

いくらお歳を召されていてもグラグラすることもなく、抜けることはないとのこと。

加齢で歯が抜けるのではなく、歯周病で歯茎が弱って歯が抜けるということです。

 

口の中がいろいろな大きな病気の原因にもなりかねないというのは驚きですよね。

効果的な歯磨きの方法で少しでも歯周病菌を減らすようにしてみてはいかがでしょうか。

[ad#co-3]

この記事も読まれています。

⇩  ⇩  ⇩

若さを保つ男性の5つの秘訣とは!