肩こりがひどいと痛くて何もやる気が起こらなくなりますよね。
肩こりって肩が凝っている場合と実はそうでない場合があったんです。
NHKテレビの「助けて!きわめびと」(肩こりの真犯人をさがせ
2017年10月28日放送)という番組で肩こりのことを特集していたのでまとめてみました。
肩こりに悩む患者に共通するのが、脳がその原因を勘違いしていること。肩だけでなく、腕、背中、胸などにもコリの原因があります。目からウロコの肩こり解消法を伝えます。
肩こりがひどい
厚生労働省の調査では、女性の体の悩みの1位が「肩こり」だそうです。
肩こりが治らないと悩む患者に共通するのは、脳がその原因を勘違いしていること。
今回のきわめびとの麻酔科医のもとに受診にくる患者では、8割が肩以外に原因があるそうです。
そこで、肩こりの真犯人を探り、対処する極意を伝授!腕、背中、胸などにもコリの原因が。
さらには、生活習慣やストレスにもコリの根っこが潜んでいます。目からウロコの肩こり解消法を伝えます。
肩こりについて解説してくれる先生は、横浜市立大学病院付属市民総合医療センター 麻酔科医の北原雅樹先生です。
北原先生は、今まで原因不明の肩こりを次々と治してきました。さまざまな治療の実績があり人気の為、予約がなかなか取れない状態のようです。
先生曰く、みなさん肩こりの原因として肩に注意が行き過ぎて、本当の真犯人を見逃しているという事です。
[ad#co-1]こじれた肩こりは、肩、首以外のところを疑え
北原先生のところに来る患者さんは、すでに様々な治療を試した人が多く、他に原因がある可能性が高いとのことです。
肩こりの原因として
1.脳の勘違い
脳の勘違いって何? 肩にはこりがあるんです。肩こりは筋肉に過剰な負担がかかり、筋肉の疲労が回復しなくて起こると言われています。
そうするとそういう方は、肩だけでなく、こじらせてくるとモモに起こったり、足に起こったり、お腹に起こったり、胸の筋肉に起こったりします。
こういうところからここは痛いんだよという情報を脳に集めます。
ただもともとその人が肩がこっていると思っているとコリがすべて肩から起こっていると脳が勘違いしてしまうということです。
2.肩以外のこりで肩こりと勘違いしそうなところは
上半身は
①大胸筋(胸)
②腕とう骨筋(腕)
③脊柱起立筋(背骨周辺)
④きょく下筋(肩甲骨周辺)
⑤菱形筋(りょうけいきん 肩甲骨周辺)
下半身は、
①内転筋(太ももの内側)
②足 などがあります。
[ad#co-2]3.肩こりのさがし方と対処方(楽になる方法)
例えば、腕を探すとします。
腕を曲げた時のシワ(へこんだところ)から手首までを筋肉に沿って指圧していきます。
その時に指先の指圧箇所を少しづつずらして押していたいところがこりのポイントとなります。
こりをほぐす方法
腕だと自分でできますのでもう片方の手で菌行くの繊維に対し垂直方向に塩コショウをもみ込むような感じで行います。
筋肉の痛み止め(塗り薬)を塗ってもみ込むのもいいそうです。
1か所が5秒から15秒ぐらいの感覚です。力加減は、ちょっと痛気持ちいいくらいです。
1日に2回ほどもみほぐすといいそうです。
基本的には、筋肉が疲れやすくなっている原因を取り除くことが一番ですが、これは対処方法です。
背中とか肩甲骨とか自分で出来ないところはどうすればいいのでしょうか?
それは、テニスボールを背中や肩甲骨にあたるように寝て自分でぐりぐり体を動かして痛いところにやるといいそうです。
硬いボールを使うと菌行くを炒めることもあるそうですのでテニスボールの硬さがちょうどいいようです。
良く使う筋肉だけでなく、使っていない筋肉も十分にケアしましょう。
肩こりの再発の可能性が高い
これだけでは、再発の可能性も高いとのことです。
そこで、根本的な治療法があるんです。
体に良くない癖
①寝酒(脳が覚醒状態になり、睡眠が浅くなり、体も脳も休まらない。筋肉が休息せず疲労がたまる)
②たばこ(血流が悪くなる)
③合わない靴(筋肉に負荷が掛かる)
④歩きスマホ(常に肩を使っているので負荷が掛かる)
これらのことも肩こりの要因になっています。
肩こりのもう一つの要因として
これは、横浜市立大学病院付属市民総合医療センター 麻酔科医の北原雅樹先生のところしか行えませんが、患者さんに対して問診を行います。
この問診も1人1時間以上です。
日常の生活習慣を聞き出し、肩こりになる要因を探ります。
面白いことに肩こりの原因として心の問題がありました。
①介護
②育児
③離婚
④金銭トラブル
ある方は、お母さんの介護をしていて外出もできず、常に肩こりがひどく、先生の勧めでお母さんを近くの施設に入れました。
その方曰く、お母さんと離れて過ごすことによってかえってお母さんを大事にするし、肩こりも解消されたのだとか・・
肩こりがなかなか治らない背景にこのような要因があることもあります。
先生は、患者さんの心で起こっている事態に注意してひとつひとつ解決していくそうです。
先生からのお知らせです。
全国には、先生のところに通えない人もたくさんいます。
その場合厚生労働省から支援を受け、先生たちの仲間で作った組織があります。
からだの痛み電話相談という窓口です。
電話 0561-57-3000 受付日 月・水・木 9:00~17:00
※この電話から北原雅樹医師の診察の予約はできません。
看護師さんが症状に応じた医療機関の情報を教えてくれます。
体の痛みで困っている方は、ここに相談してみてはいかがでしょうか?
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